こんにちは。黄色の鳥です。
最近WealthNaviの手数料の高さに気づき、自分でETFを買おうか悩んでる黄色の鳥です。
3年前の私にとっては、WealthNaviは非常にいいサービスでしたし、運用成績も非常によく、今解約しても、46万しか入れてないのに約17万(税込)ほど利益が出る予定です。実際に金額指定で自動で分散して有名ETFに投資できるので、お忙しい方や、少額で投資したい方にとっては、これからも素晴らしいサービスだと思います。しかし、すべての手数料(売買手数料・管理手数料等)をひっくるめて預かり資産の1%と高いのも事実。
そもそもETFとは?
ETFという言葉は知っているけど、実際にどんな特徴があるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?「投資信託と何が違うの?」といった質問も出てきそうです。
ETFとは「上場投資信託」と訳され、簡単に言うと、その名の通り、投資信託との違いは「上場しているかどうか」です。
投資信託と同様に、様々な企業をパックにして売っています。ETFや投資信託を買えば、それだけで様々な企業に少額から分散投資できます。違いは、上場をしていることで、個別株同様に市場でリアルタイムに取引されている点です。リアルタイムですので、価格もその時によって値動きがあります。また、手数料としては、売買した時の売買手数料、保有している間の管理報酬、利益や配当に対しての税金がかかります。個別株に比べて、管理手数料がかかることも大きな違いです。
今回は有名ETFのまとめを紹介していこうかと思います。内容としては、「どういった内容のETFなのか」「主要な構成セクターは何なのか?」「管理報酬はいくらなのか」という3つのポイントに絞って解説していきますので、是非ゆっくり読んでいただければ幸いです。
- SPY
- IVV
- QQQ
- VTI
- VYM
- SPYD
- VOO
- HDV
① SPY
おなじみのS&P500に連動するインデックスファンドです。1993年から運用されており最古のETFと言えます。特徴は純資産額の大きさであり、2022年2月末時点で純資産ランキング第1位となっています。
純資産 45.4兆円
10年間トータルリターン 14.44%
配当利回り 1.21%
管理報酬 0.0945%
<構成セクター>
- 情報技術 28.02%
- ヘルスケア 13.61%
- 一般消費・サービス 12.02%
- 金融 11.11%
- 通信 9.36%
今購入するなら、ざっくりと55,000円(1ドル120円換算)程度です。
② IVV
おなじみS&P500に連動するインデックスファンドです。主に米国の大型株を保有しています。純資産ランキングは第2位です。SPYと比べてみると、構成セクターもほぼ同じとなっています。
純資産 36.4兆円
10年間トータルリターン 16.50%
配当利回り 1.3%
管理報酬 0.03%
<構成セクター>
- 情報技術 27.94%
- ヘルスケア 13.54%
- 金融 11.08%
- 一般消費財 11.96%
- 通信 9.34%
今購入するなら、ざっくりと55,000円弱(1ドル120円換算)程度です。
③ QQQ
NASDAQ100指数に連動するインデックスファンドです。グロース株であるハイテク株(GAFAM)への投資配分が大きいです。10年間のトータルリーターンが極めて高いのは、GAFAMの成長を考えれば納得できます。構成セクターも情報通信が半数を占めています。今後も情報通信の成長は見込めるため、人気が高いのも頷けます。管理報酬が他と比較すると少し高めです。
純資産 21兆円
10年間トータルリターン 22.88%
配当利回り 0.48%
管理報酬 0.2%
<構成セクター>
- 情報技術 50.97%
- 通信 18.38%
- 一般消費財 16.13%
- ヘルスケア 5.66%
- 生活必需品 5.14%
今購入するなら、ざっくりと45,000円弱(1ドル120円換算)程度です。
④ VTI
全米株式ファンドと呼ばれる通り、米国の約4000社に投資しているファンドになります。よく言われるのが、米国まるごとに投資していると言われる所以ですね。大企業はもちろん中小企業にも投資できるものになります。構成セクターがバランスいいですね。
純資産 32兆円
10年間トータルリターン 14.24%
配当利回り 1.24%
管理報酬 0.03%
<構成セクター>
- テクノロジー 27.7%
- 一般消費財 15.3%
- 資本財・ザービス 12.8%
- ヘルスケア 12.6%
- 金融 11.7%
今購入するなら、ざっくりと30,000円弱(1ドル120円換算)程度です。
⑤ VYM
「バンガード・米国高配当ETF」のことで、高配当株を中心に投資しています。配当利回りが2%を超えています。構成セクターを見るとハイテク株は低めで、景気に左右されにくいセクターが多いですね。
純資産 3.8兆円
10年間トータルリターン 12.21%
配当利回り 2.35%
管理報酬 0.06%
<構成セクター>
- 金融 21.6%
- 生活必需品 13.5%
- ヘルスケア 12.7%
- 資本財・サービス 9.8%
- エネルギー 8.8%
今購入するなら、ざっくりと15,000円弱(1ドル120円換算)程度です。
⑥ SPYD
S&P500銘柄のうち、配当利回りが大きい80社に均等投資しているファンドです。私の大本命。比較的新しいETFですが、高配当を謳っているだけあって、配当利回りは5.91%と驚異の数字を叩き出しています。また、個人的には構成セクターが景気に強いことや分散されているところが魅力的に映っています。
純資産 7.91兆円
7年間トータルリターン 10.68%
配当利回り 5.91%
管理報酬 0.07%
<構成セクター>
- 公共事業 18.51%
- 金融 16.09%
- エネルギー 14.25%
- 不動産 13.96%
- 生活必需品 10.35%
今購入するなら、ざっくりと5,000円ちょっと(1ドル120円換算)程度です。
⑦ VOO
SPY・IVV同様S&P500に連動するインデックスファンドです。純資産額が第3位。構成セクターもほぼ同じなので、SPY・IVV・VOOに関しては、どれか一つでいいのではないでしょうか。
純資産 32兆円
10年間トータルリターン 14.6%
配当利回り 1.32%
管理報酬 0.03%
<構成セクター>
- 情報技術 28.1%
- ヘルスケア 13.3%
- 一般消費財・サービス 11.8%
- 金融 11.5%
- 通信 9.6%
今購入するなら、ざっくりと50,000円(1ドル120円換算)程度です。
⑧ HDV
米国高配当ETFという位置付けながら、財務が安定していて、平均的な高配当を出し続けている米国企業の上位約70社に投資しているため、安定しておりボラティリティが小さいという特徴があります。長期保有を考えるのであれば、選択肢に充分検討の余地があるのではないでしょうか。
純資産 10.9兆円
10年間トータルリターン 10.05%
配当利回り 2.86%
管理報酬 0.08%
<構成セクター>
- ヘルスケア 22.91%
- エネルギー 17.89%
- 生活必需品 16.97%
- 金融 11.35%
- 情報技術 9.17%
今購入するなら、ざっくりと13,000円(1ドル120円換算)程度です。
まとめ
投資セクターの割合については、ヴァンガードやiシェアーズなどのHPで公表されている2022年3月31日の状況です。また、純資産額は2022年2月末の状況です。配当利回りは「Bloomberg」を参照させていただいています。
いかがだったでしょうか。この記事を読んでいる皆さんの頭の中に米国ETFという選択肢が作ることができれば幸いです。第2弾は来月、債券ETFや金やコモディティについてを予定しています。お楽しみに。
それでは。